鳥の歌 [マンドリン]
メシアンや吉松隆のような模倣や音素材ではなく、、、
マンドリンの発音は、鳥の声に似ているかもしれない
基本的には短い点の集合体
それにしてもあの音の抜け、遠鳴りはなんだ?
小さな体に共鳴しているわけでもなく、大空に反響板があるわけでもない
それでも複式呼吸のような存在感がある音
遠くの声でも決して他に埋もれない音の輪郭
まっすぐに向けられた音の方向感
そんな生命の音を、いつの日か出せるようになるのだろうか?
マンドリンにあっている曲とは [マンドリン]
歴然とあることは事実
でも、音楽作品には普遍性や汎用性があると思う たとえそれが作曲家の意図に明らかに反するものだとしても 作品として生み出された瞬間から、作曲家の手から離れて一人歩きを始める それが出来る作品こそ、価値がある作品というのでは?
そして、それと同じくらい、演奏家の想いもあるかな 独り善がりと紙一重だけど、あるいは独り善がりであったとしても、その想いがない演奏よりは聴衆の心をうつ
だからこそ、自分にとっては、マンドリンに合うか合わないか、作品の別の面白さを表現出来るかってことには、それほど関心がない
あるのは自分の基準の中で、出来るか出来ないかだけ 面白いかそうでないかだけ
ちょっと予想外かな