コンマスは誰の僕に? [コンサートマスター]
アマチュア演奏家として、パートトップとして、そしてコンマスとして、、、、
いったい誰に仕えるべき?
指揮者?
作曲家? 編曲者?
聴衆?
オーケストラ?
作品そのもの? 瞬間瞬間の音?
自分の愛器? 培った音楽観?
どれも正しいけれど、私はまずは「作品そのもの」に仕えたい
「作品」が持つ魅力をありのままに、謙虚に伝えたい
だから、「いい演奏だったよ」と評価されるより、
「ほんとにいい曲だね」
って言われたい
そんな記憶に残る出会いを演出できたらと思うのです
コンサートマスター [コンサートマスター]
そういえば、これについて書いていないと思ってふと気づいた
半数が演奏会についての思いを連ねてる
そう、それは当たり前の話。自分自身がコンサートマスターだから
オーケストラマスターではなく、オーケストラトップでもなく、
オーケストラリーダでもなく、、、
あくまでも「コンサート」マスターなんだよね
その対象は、コンサートにあって、オーケストラはあくまでもその手段
コンマスは、「コンサート」全体の責任を一義的に負うのだ
指揮者が一つ一つの音楽作品に対して責任を負うのに対して、
コンサートマスターは、1回1回の「コンサート」に対して責任を負う
一つ一つの「演奏」責任だけでは足りないのだ
指揮者とオーケストラとの橋渡し、翻訳者、現場監督、、、
そんな言われ方をするけど、
その対象は、究極的には「コンサート」そのもの
聴衆との一期一会をどう作り上げていくか、それがスタート地点だ